2013年9月25日水曜日

神様のお仕置き

 僕らは互いに顔を見合わせ、もう笑うしかなかった。
すべては適当に物事を進める僕らに対するお仕置きで、社会人になる前に神様に渇を入れられただけの話なのだ。



 2月18日、僕らは学生最後の旅に出るために成田へ向かった。荷造りは相変わらずギリギリまで終わらない。待ち合わせの時間をお互い少しずつ延ばし、さらに延ばし、さらに延ばしで、空港で待ち合わせたとき出発2時間前はもうとっくに過ぎていた。

 でも、僕らはその時間でも間に合うことを知っていた。いつもギリギリでなんとかなってきたからね。そんな慢心が今回の事件を引き起こす。



 僕らは当たり前のように大遅刻でチェックインカウンターへと向かった。行き先と時間を告げると、受付のお姉さんの顔は曇る。でも、出発まであと1時間もある。サクサク受付を済ませ搭乗口へ向かえば、まだまだ時間に余裕はある。
 しかし、そのお姉さんが発した言葉はNOだった。   ……え?
 


 結論から言うと、僕らは飛行機に乗ることが出来なかった。もちろん駄々をこねくりまわし、チェックインカウンターにへばりついて放さなかったが、NOYESに変わることはなかった。僕らは、旅に出ることすら出来ないことが決まった。



 もう笑うしかなかった。とはいえ、相方の小島は泣きそうなのだが(笑)。マヌケな僕らを見るに見かねたお姉さんが、追加料金で便を振り返ることが可能だと提案してくれた。僕らは迷わず首を縦に振り、翌日の便で成田を旅立つことに決めた。ありがとう、お姉さん。
 神様は僕らにちょっとしたお仕置きを用意していたわけだ。というか、当たり前の結果である。今までよく間に合っていたものだ。




 こうして、僕らの学生最後の長期旅行は始まった。行き先は中東のイランから始まり、トルコ、ギリシャ、イタリア、スペイン、モロッコと行く予定だ。しかし、航空券の変更に伴い、1泊目はトルコのイスタンブールで降りることとなった。その翌日イスタンブールからイランへと飛ぶ。つまり、飛行機に乗り遅れたことで2日も出遅れることとなった。




 成田のビジネスホテルでその日は泊まり、再び遅刻などしないよう早めに就寝。ま、結果として翌日もギリギリに搭乗することになるのだが(笑)。




 旅にトラブルは付き物だ。ただ、僕らの場合は回避出来て当たり前のものも多い。
今回のトラブルなんて普通の人なら回避して当たり前だ。
ただ、そんなトラブルが旅を面白くしていく。

 そんな言い訳をしながら、僕らは飛行機へと乗り込んだ。

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